偽のモテ期にご注意を
「明日休みだと思うと、つい飲みすぎちゃったわ」
ほんのり赤く染まった顔を手で仰ぎながら、楽しそうに話す姿を、恵は嬉しそうに眺めた。
「明日休みなんだから、上のバーでもう少し飲んでいかない?」
「そうね。久しぶりだし、飲もうかな」
機嫌の良い圭奈は、恵の提案に乗ってきたので、2人で上の階のバーに向う。
そこでも、盛り上がり、気付けばかなりの量の酒を飲んでいた。
「少し休んでから帰りましょう」
そう言って圭奈の手を取ってエレベータに乗せると、ホテルの一室に連れて来た。
「え?ホテル?」
「えぇ、ちょっと横になって酔いを醒ましてから帰りましょう」
「でも・・」
酔いで頭が働かないまま、部屋の中に入れられ、ソファーに座らされる。
水を取りに行くとその場を離れた恵を見送ると、昨日眠れて居なかった所為で、ソファーの弾力が心地よく一気に睡魔が襲ってきて、ゆっくりと瞼が落ちていく。
圭奈の瞼がゆっくりと下がって、眠りにつく
水を持って来た恵は、ぐっすり眠っているのを確認してから、何処かに電話をかける。