偽のモテ期にご注意を

『あれ?何処に置いたっけ?』

キョロキョロと探している間に置鮎が上がって来てしまう。

「どうしたんですか?」

「え・・と。その」

まさか帰る為に鞄を探してましたとは言えず、視線は床を見てしまう。

「あぁ鞄ですか?」

「!?」

「俺が風呂に入っている間に帰られたら困るので、寝室に運んでおきました」

「え・・なんで」

「お風呂どうぞ」

戸惑う沢城にお構いなしに話を進めていく

『どうして、そこまでする必要が有るの?・・あ、あぁ溜まってるから?』

半ば押し込められるように風呂場に連れて行かれた。

『本当に私で満足出来てるのかしら・・』

付き合っていた頃、夜の方は余り好きでは無かった。

いやどちらかと言うとイヤだった記憶しかない。
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