偽のモテ期にご注意を

「!。寝て・・たんじゃ」

驚いて振り返ると、表情の無い置鮎の顔があった。

『怒って・・る?』

あっという間に間合いを詰めたかと思うと、いきなり唇を奪われる。

「!ん・・ぅ」

戸惑っているうちに敏感な所を攻められ、体から力が抜けそのままベッドに押し倒される。

「あの・・置鮎さん?」

「帰らないで・・」

耳元で囁かれ、心臓が跳ねる。

「おき・・ぁ」

性急に求められて高ぶっていく体に心がついて行かない。

『どうして?』

疑問に思ったものの、直ぐに体の火照りに遮られて、何も考えられなくなる。

酒が入っている所為か、何時もなら気になる自分の声も全く気にならなかった。

ただただ、快楽に溺れるまま、しなやかに背を反らせてしまう。
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