偽のモテ期にご注意を

「ん・・ぁ・・れ・・・?」

目が覚めた時、やけに気持ち良い事に気付く。

あまりに気持ちよくてもう一度眠ってしまいそうになったが、頭がスッキリしてくると現状を思い出す。

「あ・・」

「目が覚めましたか」

体を起こそうとした時、聞きなれた声が聞こえて来て驚き、声のする方を見る。

「!?」

朝一番から整い過ぎた顔を直視して言葉に詰まる。

『し、心臓に悪い・・・』

ドクドクと早鐘のように打つ心臓の音が聞こえるのではと思う程で、息苦しい位だ。

「大丈夫ですか?」

驚いた顔のまま自分を見上げている沢城を心配そうな顔で見ている。

「だ、大丈夫よ。ごめんなさい。重いのに」

慌てて起き上がろうとすると、その背中に手を回されキスをされる。

「重くなんて無いですよ」

ニッコリと微笑むイケメンの笑顔の破壊力に全く言葉が出てこない。
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