偽のモテ期にご注意を

「向こうも私が忙しいの知ってるから、大丈夫よ」

何とか笑顔を貼り付けてそう言ってみるが、納得していない顔だ。

「色恋なんて、油断するとすぐ状況が変っちゃいますよ」

「そうかな」

『私たちはセフレなんだから、この状況が簡単に変る事は無いわよね・・・』

「そうですよ!私応援してるんですからね!」

「ありがとう」

勢いに押され、礼を言うが、なにに対しての礼かは良く分からなかった。

『とりあえず、仕事をし過ぎると、周りが気にするから、程ほどにって事かしら』

良く分からない分析をしてお昼を終わらせると、急いでヘアサロンの予約を入れる。

『週末には服を買いに行くか・・・』

女子力が著しく落ちた事に改めて気付き、少しは努力する事にした。

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