偽のモテ期にご注意を

「そうだな。って、ここにも候補が居るじゃないか」

松本がアゴで草尾を見ると、草尾の顔が真赤になった。

「え?まさか・・!?」

「や・・その・・」

「違うの?」

「違わな・・・いです」

沢城の追求に、認めてしまい困り果てた顔をしている草尾を、宮村が驚いた顔で見ていた。

「何だ?宮村は草尾の事彼氏候補に見れないのか?」

「え!?・・だって、急にそんな事言われても・・」

今度は松本が宮村に追及を始めるので、宮村が慌てだす。

「今まで同僚だと思ってたんだから、直ぐに好きだとか分からないわよね」

すかさず助け舟を出してやると、ホッとした顔をする。

「じゃぁこれからは、意識してやってね」

松本の言葉に宮村がチラリと草尾を見ると、期待に満ちた顔をしていた。
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