偽のモテ期にご注意を

『上手くいくといいな』

「沢城は彼氏と上手くいってるのか?」

「な、何で私に振るのよ」

「ここで相手がいるのお前だけだろ」

松本の言葉に同様を隠せない。

「上手くって・・普通よ普通」

「上手くいってますよね、最近綺麗になったって、みんな言ってますよ」

「みんな?!」

「男女問わず言ってますよ。ね?」

「そうですね」

「どんなヤツだ?」

男性人2人に同意を求めると、草尾は頷き、松本は質問してきた。

「ど、どんな・・・って・・・いい人よ。優しいし」

「顔は?歳は?年収は?」

「え!?・・もう、私の事は良いって、それより飲みましょう!」

慌てて話を逸らしてみるが好奇の目で見ている。

『セフレだから年収とか聞いた事無いし、名前くらいで職業すら知らない相手だもの』

改めて相手の事を全く知らない事実に気付かされ、胸がズキリと痛む。

『踏み込む事が出来ない相手って、しんどいわね』

急に黙り込んだ沢城に、これ以上踏み込んではいけないと悟った三人は、話題を変えて話を盛り上げた。
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