先輩に愛されすぎて。
そっとおでこに手をかざすたっくんが


そう言う。


「自分の事くらい考えろよ」


私もずっと休んでたら良かったって


分かってるんだけど。


保健室から少ししか距離はない、だけど


もう保健室に戻れる気力なんて無かった。


「…」


足に力が入らなくなり膝から崩れ落ちた。


「桃香!!」


教科書が落ちる音が聞こえたと同時に


体をグッと持たれた。


次は…理科だから移動か…


だから教科書が…


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