先輩に愛されすぎて。
大きな背中に、筋肉もついている腕。


一気に男の子だと改めて感じる。


「たっくん…」


「ん?」


私を優しな目で上から見るたっくんの


服をちょこんと掴み


「ありが、と…」


そう言った。


「おお…」


何故か頰を紅潮させるたっくん。


耳からはドクドクとたっくんの鼓動が


感じた。それは少し早くて。


あれ…?たっくん、ドキドキしてる…。


「着いたぞ。ほら、ベッドに降ろすから」


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