先輩に愛されすぎて。
「ん…」


フカフカのベッドに再び寝かされる体は


さっきより火照って熱かった。


「ちょっと待ってろ。冷えピタとか探すから」


そう言ってたっくんは保健室の棚を


開けて探してくれて。


「すいません。あそこに教科書落ちてた
んですけど…」


「あ!それ俺です!って…あ…」


「あ…」


カーテンで仕切られている私のベッドからは


たっくんともう1人の男の子の声が聴こえて。


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