さよなら、センセイ
「あら、盛り上がってるわね?」
そこへひょっこり顔をのぞかせたのは、今話題の恵だった。
「先生っ!
お久しぶりです!」
「会えて嬉しいです」
「どうぞ、ここ、座って下さい!」
綺羅とヒロの間に1人分のスペースが空く。
「ありがとう。
でも、直ぐに戻らないと。
…皆、すごく立派になったね。
スーツの似合う大人になって…
なんか、感動する」
恵は、座らず、立ったままで、一同を見渡した。
「皆、よくこうやって会ってるの?」
「はい。
全員が揃うことはなかなか難しいんですが、都合の合う奴らで、年に一度は必ず同窓会してます」
「そう。
卒業しても、仲が良くてよかった!」
恵がニッコリと微笑む。
その時。
「おぅーい、丹下先生〜どうしたんですかぁ?まさか、ナンパ?」
「偶然、先生の教え子さん達が居たみたいなんですよ」
「へぇ、ずいぶんとイケメンと可愛い子揃いだなあー」
奥のテーブルから、酔った声がする。
それをちらりと見て、ヒロは眉をひそめた。
「ずいぶん、ペースが早いな。もう、出来上がってるじゃないか。
大丈夫なのか?」
「大丈夫。
私、一次会で帰るつもりだから。
皆、この後、二次会やる?
私、もっと皆と話したいな」
恵とヒロの会話に、皆、目と耳を集中させる。
夫婦だと聞いていても、やはりなんだか信じられない。
「やる!
めぐみ先生、私も話したい!
場所、探しておくから、先生、来て来て!」
「じゃ、後でね」
恵は、自分の席に戻っていった。
「やった!
先生に、ヒロとの事、詳しく聞いちゃお」
綺羅はガッツポーズだ。
「詳しくって…
大した話なんてないよ」
ヒロは、酒のグラスに口をつけながら首を小さく横に振った。
「そんな訳ないだろ。
てか、まだ信じらんねぇ」
「俺も」
「でもさ、今も、呼ばれてたよな。
『丹下先生』って。
先生も、当たり前に反応してたもんなぁ」
皆、気になるのだろう。奥のテーブルをチラチラ見ていた。
何も知らない恵は、視線にも気付かず楽しそうにおしゃべりしている。
そこへひょっこり顔をのぞかせたのは、今話題の恵だった。
「先生っ!
お久しぶりです!」
「会えて嬉しいです」
「どうぞ、ここ、座って下さい!」
綺羅とヒロの間に1人分のスペースが空く。
「ありがとう。
でも、直ぐに戻らないと。
…皆、すごく立派になったね。
スーツの似合う大人になって…
なんか、感動する」
恵は、座らず、立ったままで、一同を見渡した。
「皆、よくこうやって会ってるの?」
「はい。
全員が揃うことはなかなか難しいんですが、都合の合う奴らで、年に一度は必ず同窓会してます」
「そう。
卒業しても、仲が良くてよかった!」
恵がニッコリと微笑む。
その時。
「おぅーい、丹下先生〜どうしたんですかぁ?まさか、ナンパ?」
「偶然、先生の教え子さん達が居たみたいなんですよ」
「へぇ、ずいぶんとイケメンと可愛い子揃いだなあー」
奥のテーブルから、酔った声がする。
それをちらりと見て、ヒロは眉をひそめた。
「ずいぶん、ペースが早いな。もう、出来上がってるじゃないか。
大丈夫なのか?」
「大丈夫。
私、一次会で帰るつもりだから。
皆、この後、二次会やる?
私、もっと皆と話したいな」
恵とヒロの会話に、皆、目と耳を集中させる。
夫婦だと聞いていても、やはりなんだか信じられない。
「やる!
めぐみ先生、私も話したい!
場所、探しておくから、先生、来て来て!」
「じゃ、後でね」
恵は、自分の席に戻っていった。
「やった!
先生に、ヒロとの事、詳しく聞いちゃお」
綺羅はガッツポーズだ。
「詳しくって…
大した話なんてないよ」
ヒロは、酒のグラスに口をつけながら首を小さく横に振った。
「そんな訳ないだろ。
てか、まだ信じらんねぇ」
「俺も」
「でもさ、今も、呼ばれてたよな。
『丹下先生』って。
先生も、当たり前に反応してたもんなぁ」
皆、気になるのだろう。奥のテーブルをチラチラ見ていた。
何も知らない恵は、視線にも気付かず楽しそうにおしゃべりしている。