Love-ing(アイエヌジー)
「もぅお母さんったら。大げさなんだから」と軽く言いたかったけど、そうしてしまうとなんか・・自分の存在だけじゃなくて、お母さんの気持ちまでもを軽んじてしまうことになるような気がしたので、止めておいた。

・・・そうだよね。
ずっと気味悪がられて避けられ続けていた私が、「学校」とか「集団」生活を楽しんでいる・・そんな日が来るなんて、お母さんは想像してなかったのかもしれない。
だから嬉しさもひとしおなのだろう。その気持ち、分かる。
私だって、勇気を出して踏み出した一歩先の明るい世界を、やっと想像し始めたばかりだから。

私は穏やかな笑顔で、「・・うん。ありがとう、お母さん。高校生活も部活も、すごく楽しいよ」と言った。
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