Love-ing(アイエヌジー)
「うん!」
「でもね、何度も言うけど傷つくのは弥亜の方なんだからね。”お母さんの言ったとおりだった“って思ったときにはもう遅いのよ。それだけは覚えておきなさい」
「どうなるかは、やってみなきゃ分かんないよ。それに大谷センパイとか、山内部長もいい人だし。辻堂監督だっていい人だと思う・・たぶん、だけど」

・・・今までのように気持ち悪がられて、バケモノ扱いされて、さらし者になるか。それとも、痣のことなんて気にしなくて、私のことを一人の人間として見て、接してくれる人が増えるか。
「こうなる“かもしれない”」って想像とか、「こうなる“だろう”」っていう予測は、マネージャーをやらなくても、できる。
だけど、実際にどうなるかは、やってみなきゃ、分からない。
この世には、えっちゃんみたいな人もいるんだ。
えっちゃんみたいな人が、もっといても、えっちゃんみたいな人に、もっと出会っても、いい・・よね?
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