いつか、眠りにつく日2
ふいに周りの音が遠ざかったように聞こえなくなったかと思うと、女性の声がした。
――『いつまでも友達でいようね』
声はすぐに消えた。
「今の声は……」
「声?」
聞こえていないらしく輪は首をかしげている。
「女の子の声が聞こえた気がしたんだけど……ううん、なんでもない」
ギュッと目を閉じた。
間もなく地縛霊になる私だから、ついに幻聴まで聞こえ出したのかもしれない。
再び目を開けると、あたりに白い煙が漂うのがわかった。
どんどん濃さを増し、霧のように景色をかすめていく。
「わ、なにこれ?」
さすがに霊感の強い輪には見えるらしい。
ああ、この展開はヤバい。
この白い煙は、案内人が私の前に現れる合図。
たまに私の前に現れたかと思うと、未練解消をしなかったことを未だに責めてくる。
言い訳を繰りかえしていた私も、最近では彼と話をすることをやめてしまっていた。
――『いつまでも友達でいようね』
声はすぐに消えた。
「今の声は……」
「声?」
聞こえていないらしく輪は首をかしげている。
「女の子の声が聞こえた気がしたんだけど……ううん、なんでもない」
ギュッと目を閉じた。
間もなく地縛霊になる私だから、ついに幻聴まで聞こえ出したのかもしれない。
再び目を開けると、あたりに白い煙が漂うのがわかった。
どんどん濃さを増し、霧のように景色をかすめていく。
「わ、なにこれ?」
さすがに霊感の強い輪には見えるらしい。
ああ、この展開はヤバい。
この白い煙は、案内人が私の前に現れる合図。
たまに私の前に現れたかと思うと、未練解消をしなかったことを未だに責めてくる。
言い訳を繰りかえしていた私も、最近では彼と話をすることをやめてしまっていた。