枯れた花は何度も咲く



:: Rei




「 んん………ふわぁぁ… 」



目が覚める。

いつも隣にゆうがいることを確認する。






でも、ゆうの代わりに、



枕の上に1枚の紙が置いてある。




「 えっ……ゆう? 」




怖くなる。



どうしていないの?


ゆう、どこにいるの?



恐る恐る、隣にあった紙を広げる。












『 この手紙を読んでる頃、
俺はもう居ないと思います。

急にごめんな。
俺、自首しに、警察へ行ってくる。

最初はそんなことするつもりなかった。
だけど、このままだと幸せになれないと思う。

玲は、どこかで不安や、
恐怖に怯えながら生活してたと思う。
そんな思いをさせてごめん。

俺は、玲を本気で愛してる。
ずっと一緒にいたい。
俺の幸せは、玲の隣にいること。

玲は、俺の犯した罪を聞いて、
ゆうは悪くないって言ってくれたこと。
俺を怖がらずに、抱きしめてくれたこと。

ほんとに、ほんとに、嬉しかった。

俺が罪を償うまで、待っていて欲しい。
どれくらいかかるかわからない。

その間に、玲に他に好きな人が
できるかもしれない。

それでも、俺は玲を信じる。
だから、どうか待っていてほしい。

俺が帰ってきた時、
もう誰にも邪魔をさせないくらい、
幸せな家庭を作っていこう。

玲が待ってると思えば、
俺はどんなことだって頑張れる。

泣き虫な玲を、1人にさせるって、
俺にとってめちゃくちゃ不安だけど笑笑

玲は、世界で1番最高な女。
俺が初めて愛した女。

いつか必ず、帰ってくるから。

また、その日まで。



ゆう 』









泣き虫で悪かったね。

ゆうの不安、的中してるよ。



大きな声で泣いた。





涙が枯れないことを知った。




< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop