枯れた花は何度も咲く



ゆうがいなくなってから、1週間が経った。


あれから何も変わらない毎日。





今日から仕事に行く。


1週間も休んでしまい、
これ以上店長に迷惑かけられないと、
気分は乗らないけど仕事に向かう。



2人の写真を、ポケットに入れて……








「 ご迷惑をおかけしました…… 」

「 大丈夫!体調良くなかった? 」


店長の優しさに、涙が溢れてくる。



「 こんなに痩せちゃって……
ちゃんとご飯食べてるの? 」


「 いや、食欲なくて…… 」

「 ダメじゃない…… 」



こんなに心配してもらえるなんて、、

店長は、勝手に私のお母さんの様な
存在だと思っている。



「 これ、食べなさい 」


バンダナに包んであるお弁当。


裏に行き、お弁当を開ける。






「 ………美味しそう 」



食欲がなかったはずなのに、
店長の手作りお弁当を見た瞬間に、
勢いよく口の中頬張る。



「 ……うぅ…美味しい…… 」


こんなに美味しいお弁当、初めて。


将来、ゆうにもこんな美味しいお弁当を
作ってあげたいな……


どんな時でも、ゆうのことを考えている。






なんとか、1日仕事をやり切った。



「 今日は美味しいお弁当、
本当にありがとうございました… 」


「 全然!毎日作ってあげるわ! 」


「 お花、買ってもいいですか? 」

「 ええ。何にする? 」






「 マリーゴールド 」



「 えっ……?? 」



それから毎日、
マリーゴールドを家に飾った。

どんどんマリーゴールドが増えていく。


私の今の心境。




残酷




やっぱり、私はお花が好き。



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