枯れた花は何度も咲く
それから1週間。
未だにゆうが帰ってこない。
もしかしたら、もうゆうは帰ってこないかも…
そう思うと、息ができないほど泣いた。
「 はい、今日も食べて! 」
仕事に行くと、いつも店長が
お弁当を私のために作ってくれた。
「 いつもすみません…… 」
「 全然いいのよ!立花さん、
こうでもしないとご飯食べないでしょ? 」
店長がいてくれてよかった……
「 じゃあ私、休憩に入るわね! 」
「 はい、ごゆっくりしてください 」
ゆうがいなくなってから2週間。
こんなに慣れないとは思わなかった。
はあ、、
こんな姿、ゆうが見たらどう思うだろ?
飽きられちゃうかな……
「 いらっしゃいませ! 」
お客様が入ってくる。
ああ、こんな顔してちゃダメだ……
頑張って作り笑いをする。
私と同じくらいの女の子。
真剣にお花を見ている。
この子も、お花が好きなのかな?
「 なにかお探しですか? 」
「 仏壇に飾りたいんです 」
「 えっ?? 」
「 兄に殺された、母のために 」
え………???
待って……………
この方は………
「 ああ、すみません。変な事言って。
あ、これお母さんが好きだったお花!
これにします!これください! 」
「 ……………あ、あっ、はい! 」
彼女の声で我に返る。
急いでお花を包んだ。
私は、
一か八か、賭けをした。
ポケットに入れてある
ゆうと私の写真を、わざと床に落とした。
私の予想通り、床に落ちた写真を彼女が拾った。
「 えっ……………… 」
写真を見た彼女の表情で、
確信した。
「 ……………お兄ちゃん 」
やっぱり。
彼女は、ゆうの妹だ。