皇帝の胃袋を掴んだら、寵妃に指名されました~後宮薬膳料理伝~
深く眠れたので目覚めがよかったのかもしれない。
「今、お茶を淹れますので、先に料理を運んでいただけますか?」
「わかった」
彼は器に盛った料理の匂いを嗅いだあと、料理を持って出ていった。
毒を早く排出したいので、代謝をよくする烏龍茶を淹れる。
毒を盛られた人の体調を整えるなんてことは初めてなので、これでうまくいくのかどうかはわからないけれど、今はやるしかない。
磁器でできた茶壺にお茶を作り、茶杯を四つ用意して劉伶さまの部屋に向かった。
途中、玄峰さんとすれ違い、残りの料理を運んでくれると言う。
彼は働き者だ。
「お茶をお持ちしました」
「ありがとう、麗華」
昨日よりずっと顔の艶がいい劉伶さまを見て、私がしていることは間違ってはいないのかもしれないと胸を撫で下ろす。
「玄峰の食べっぷりを見たから、肉もたっぷりつけてくれたの?」