皇帝の胃袋を掴んだら、寵妃に指名されました~後宮薬膳料理伝~

それは針小棒大というもの。
けれども、頬が緩んだ。


朝食の片付けが終わると、玄峰さんが馬で村まで送り届けてくれた。


「お昼ご飯は大丈夫でしょうか?」


帰ってきたいと言ったのは私だが、心配になる。


「まずい飯なら作れる。夕刻に迎えに来る」
「まずいって……。ありがとうございます」


玄峰さんと別れて家に戻って料理を作る。
そして、すぐに超さんの家に向かった。


「こんにちは。調子はいかがですか?」


呼びかけるとお嫁さんがすぐに出てきた。


「麗華さん、わざわざありがとう。食欲が出てきたのよ。血色も戻ってきてる」

「よかった。もう一品作ってきたんです。もし食べられれば」


気虚のときに食べるといいと言われるじゃがいもと、離宮で分けてもらってきた鶏肉を細かく切って入れ、さらには高麗人参を加えて甘辛く煮たものを器に入れて持ってきた。
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