お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
……ハニーラテ、飲んでみたいしな。

これが、素直じゃない私を黙らせるために彼が用意した口実だというのならば、かなりの用意周到さだ。負けを認めよう。

しぶしぶ私は立ち上がり、コーヒーショップへと向かった。

本当は、覚えていてくれてうれしかったのだけれど、このためにわざわざおめかししてきただなんてバレたら恥ずかしいから。

カードをきゅっと握りしめて、忘れていた振りをさせてもらおうと心に決めた。
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