魔法学校 l
「さぁ、フィニッシュといこう!
ダークフォグ」
黒い霧が一気に会場を包み込む
「ちっ…シールド」
「ざーんねんっ
はい、王手」
「なっ!」
今、何が起こったのかは私を含めて数人だろう
「試合終了、勝者一星魔法学校」
審判長の声と晴れる黒い霧
そこには
ユウの背後からステッキをユウの頭に向けたリュウセイ
この光景が意味することは、審判長が言った通りのことだった
四葉魔法学校の優勝が崩れ落ちるような音がほんの一瞬、聞こえた気がした
どうか、気の所為であって欲しい