ラブマジック[完]
「うん!ありがとう!」
手を振って、振り返らず向かう。
あのね、壱馬。
壱馬に会えないでいた時、ずっと考えたことあるんだ!
私、私ね!
私も中学ん時から壱馬こと好きだったかも!
かもじゃなくて、確実に!
話さなかった、顔さえ見なかった。
友達と色んな会話をして、色んな情報が入ってきて。
でも、新しい情報が入れば前の情報なんか忘れててるのに。
どうしても、壱馬の情報だけは忘れなかった!
何が好きなのか、嫌いになのか。
何が得意で何が苦手なのか。
最初は壱馬が不良だから、怖くて知っといた方がいいのかと思ったんだけど違うの!