ラブマジック[完]
残してしまったのを全部、壱馬にあげた。
「咲良、喉乾かない?」
「そうだね!壱馬は?」
「飲む」
ということで。
「ゴメンだけど、買いに行ってくれるかな?」
お腹いっぱいで動けない!
「ん」
ん?何だい?
私に向かって伸びてる手は。
「金貸してくれ」
「あ、ないんだっけ?」
「珍しいね、相馬がお金ないとか!」
そうなんだよ!
いつもなら、こっちが奢ってもらってて申し訳ない思ってんのに!
「家に財布忘れた」
家から出るのに、そういうことあるんだ。
鞄から財布を取り出しては壱馬に渡せば行ってくれた。