天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
1日・・・2日・・・3日。

時間が経つにつれて寂しさが募ってくる。

考えてみれば今まで実家で過ごし、1人になんてなったことがなかった。

こんなに寂しくなるなんて想像もしなかった。

きっと今頃、パパもママも大騒ぎしていることだろう。


ピコン。

『爽子、いいかげんにしなさいよ。これ以上わがままを通せば、お父様もお母様も喜一だって黙っていないわよ』
由梨からのキレ気味なメール。

よくないのはわかっている。
でも、気持ちの整理をつけないことには私は前に進めない。
あと数日すれば東京に戻るから、その時は素直にみんなに叱られよう。
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