天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
「正直、とんでもない人とお見合いをしてしまったと思っているよ。でも、君自身に嫌な感情はない。まずは友達としてつきあっていこう」
「はい」
パパとママに過保護に育てられたせいで、私は男性とおつきあいしたことがない。
小中高と女子校で、大学も周りはほぼ女の子だったせいもあるけれど、男の人と話したことさえ数えるほど。
だから、田島さんがどうなのかなんてわからないけれど、一緒にいることに嫌悪感はない。
むしろ、知らないことを教えてもらっているようで楽しい。
「ほら、食べないと冷めちゃうよ」
運ばれてきた料理に箸を付けながら、私の反応を見ている。
「いただきます」
「どうぞ」
「うーん、美味しい」
ククク。
楽しそうに笑っている。
「そんなに笑わないでください」
恥ずかしい。
「だって、さっきまで叱られた子供みたいな顔してたのに、食べた瞬間すごい笑顔になるんだから。爽子さんは見ていて飽きない」
ふん。どうせ子供だって言いたいんでしょ。
「はい」
パパとママに過保護に育てられたせいで、私は男性とおつきあいしたことがない。
小中高と女子校で、大学も周りはほぼ女の子だったせいもあるけれど、男の人と話したことさえ数えるほど。
だから、田島さんがどうなのかなんてわからないけれど、一緒にいることに嫌悪感はない。
むしろ、知らないことを教えてもらっているようで楽しい。
「ほら、食べないと冷めちゃうよ」
運ばれてきた料理に箸を付けながら、私の反応を見ている。
「いただきます」
「どうぞ」
「うーん、美味しい」
ククク。
楽しそうに笑っている。
「そんなに笑わないでください」
恥ずかしい。
「だって、さっきまで叱られた子供みたいな顔してたのに、食べた瞬間すごい笑顔になるんだから。爽子さんは見ていて飽きない」
ふん。どうせ子供だって言いたいんでしょ。