心拍数上昇中!!
木崎の第一印象は、大人しく内気な女子だった
俺の席は、廊下側の一番前で木崎の席は、窓側の前から2番目。それなりに離れてて、話すこともあまりなかった…
みんなが、中学校に慣れ始めた頃には最初の印象が嘘のように木崎は、明るく勉強熱心で正直びっくりした…
が、人付き合いは少し苦手らしく苦笑いしながら誤魔化す所もしばしば見かけることもあった。
正直、見ててイライラした…
だからだと思う…
幼かった俺は、木崎をからかうようになった
「まーた、夏川が木崎さんをからかってる」
「ちょ、やめなよ!夏川」
女子たちが止める声なんて俺の耳には、入らなかった。
「だってさ、こいつ見てるとイライラすんだって。のろまだし」
「……………」
「木崎さんも嫌だって言いなよ」と一人がそう訊ねると木崎は、俺を見て
「夏川は、暇なの?」真顔でそう言った
「は?」
周りは、呆然としていてた。そりゃ、嫌とかなんとか言うと思ってたからだ…が、予想外の言葉が出てきたのだ。
木崎は、俺を真っ直ぐ見て
「…のろま なのは認める。お兄ちゃんにもよく言われるから…気になるところは、直すよ。教えてくれてありがとう」そう言って笑った。
怒ってる様子もないのに
その笑顔が、怖く感じた
木崎は、本を持ち
「図書室行ってくる」そう言ってその場から去っていった。
俺の席は、廊下側の一番前で木崎の席は、窓側の前から2番目。それなりに離れてて、話すこともあまりなかった…
みんなが、中学校に慣れ始めた頃には最初の印象が嘘のように木崎は、明るく勉強熱心で正直びっくりした…
が、人付き合いは少し苦手らしく苦笑いしながら誤魔化す所もしばしば見かけることもあった。
正直、見ててイライラした…
だからだと思う…
幼かった俺は、木崎をからかうようになった
「まーた、夏川が木崎さんをからかってる」
「ちょ、やめなよ!夏川」
女子たちが止める声なんて俺の耳には、入らなかった。
「だってさ、こいつ見てるとイライラすんだって。のろまだし」
「……………」
「木崎さんも嫌だって言いなよ」と一人がそう訊ねると木崎は、俺を見て
「夏川は、暇なの?」真顔でそう言った
「は?」
周りは、呆然としていてた。そりゃ、嫌とかなんとか言うと思ってたからだ…が、予想外の言葉が出てきたのだ。
木崎は、俺を真っ直ぐ見て
「…のろま なのは認める。お兄ちゃんにもよく言われるから…気になるところは、直すよ。教えてくれてありがとう」そう言って笑った。
怒ってる様子もないのに
その笑顔が、怖く感じた
木崎は、本を持ち
「図書室行ってくる」そう言ってその場から去っていった。