危険な愛に侵されて。



今度は露わになる胸に彼は顔を寄せてきて───


また始まる、悔しくも甘い時間。
こうやって私は欲に溺れ、理性を保てず。

結局彼に流されてしまうのだ。


「……ん、あ」
「もっと啼けよ、俺が満足するまで」

「やっ……」


いつの間にかベッドへと押し倒され、迫り来る彼。
それから快感が私を襲う。

太ももに手を置き、両足を強引に開かされ。
弱い部分を何度も舌で狂わされる。


本当に頭がおかしくなってしまいそう。

前回同様シーツを噛み、声を押し殺す。
それでも漏れてしまう甘ったるい声。


「聞かせろって」

意地の悪い性格をしている彼が、私からシーツを引っ張り。

今度は唇を重ねられる。


「……んっ、やめ…」


舌までも絡まされ、もう声を我慢することはできなくなってしまう。

彼の右手は私の体を刺激し、キスでさらに思考を奪ってくる。


ああ、気持ちがいい。
もっと欲しいんだと本能がそう言っている。


「やっぱりお前、たまんねぇな」


この真冬が近づく時期に、私だけでなく雪夜も汗を流し。

ふたりの汗、体温が交わる。


「絶対に、あんたは……っ私が…!」
「こん時ぐらい女になれよ」


結局乱される。
雪夜の言葉に、動きに。

心も体も乱され、狂わされ───



彼の言葉通り、この甘ったるい時間だけは“女”としての私になってしまった。



< 48 / 370 >

この作品をシェア

pagetop