『再会』筆に込められたラブレター
どおりで持ち物の中に書道の道具がなかったはずだわ    

莉奈はプリントを見直した

まあ、こんな可愛いペンションじゃ墨で汚してもね

「部長、今日の食事とかは?」 

「自分達でするんだよ、食事用意してもらうこともできるんだけどね、今日使うのは俺達だけみたいだし、じゃあ自由にさせてもらおうと思って」

「僕が準備するよ」

「じゃあ宮野先輩、私も手伝います」

「莉奈ちゃんが手伝ってくれるの?じゃあ準備しよっか」

「はい」

「勇斗、荷物運んでくれ」

「はい」

勇斗は車から段ボールの荷物を持ち宮野先輩についていく

「莉奈ちゃん、料理できるの?」

「簡単なものだけです」

「彼氏とかに作ってあげてるのかな?(笑)」

「いえいえ(笑)」


ん?彼氏?やっべ、莉奈に彼氏とか何も確認しなくてキスしちゃったのか、俺……

「……と、勇斗」

「あっ、はい」

「あと段ボール二つあるから持ってきてくれよ」

「はい」

勇斗は最初の段ボールをキッチンにおいて残りの荷物をとりに走る

「莉奈、私料理運ぶよ」

「真穂、じゃあお願い」

「はーい」

「宮野先輩は普段から料理するんですか?」

「いや、普段はしないかな、夏休みや冬休みにここにバイトにくるんだよ、で、手伝ってるくらいだね」

「成る程~」

< 11 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop