運命の恋~もしもあの時・・~
有希の家にお世話になって10日ほど経つが旦那のことが気がかりでしかたなかった。
食事はどうにかなるけど洗濯だったりとか…
アイロンも当てないといけなうだろうし…

思い立ってみんなが外出したあと自宅に帰ってみた。
思ったよりも散らかっておらず、ポストの中もそんなに溜まっていなかった。
手紙類はテーブルの上に置かれており、ゴミも溜まっていなかった。
洗面所へ行くとさすがに洗濯が溜まっておりとりあえず洗濯機を回して、窓を開けて換気をした。

「そろそろ帰らないといけないな…」
呟いてみた。

シャツ類はアイロンをかけてからハンガーに干して、手紙のチェックし掃除機をかけて家を出た。

久しぶりに外に出た気がする。
急いで帰る必要もないからのんびりと目的なく歩いてみた。
10日だけど日常から離れてみて気持ちが落ち着いてきたような気がする。
今後について話し合わないと、いつまでも今のままでいいわけない…

ゆっくり歩いていたら隣に車が停まった。
ちらっと横目で見てみると見たことのある車だ。
助手席側の窓が開き、見たことのある男性が顔を出す。
誰だったかな?
そんな風に思っていたら運転席の男性が身を乗り出してきた。
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