Love EaterⅡ
ただ…、
「カ…カラコン?イメチェン?」
「はいっ!?」
「いや…だってお前の目……紫になって…って…あれ?」
いつもは済んだ水色の眼が六花の特徴。
それが今の今まではどうしてか藤色にそまってソルトを見つめ上げていたのだからして。
そりゃあ、どうした!と問い詰めるのは当然の流れであったのに、それを問い詰めている間にまるで幻覚であったかのように元の水色へと戻ってしまったのだ。
狐につままれるとはまさにこんな事だろうか?
目の前で起こった不可解現象にはソルトもハテナ乱舞を飛ばしてしまって。
それを向けられている六花本人もまた同じ。
「意味わかんないんだけど?」
なんて、ソルトの戸惑いに怪訝に目を細めながら手に持っている瘴気わたあめをアグアグと食らうのだ。
そんな瞬間に再び六花の瞳は藤色に染まった事にはソルトが反応しない筈がなく。
「貸せっ、」
「わっ、なにぃ!?」
咄嗟に六花の手からわたあめを奪ったのは浮かんだ仮説の答え合わせだ、
もしかしたらと行動してみれば、みるみる六花の双眸は元の色味を取り戻す。
そうして、六花にわたあめを返し、それに六花が再び食らいついて見せればまた…。
「お前…大丈夫か?」
「はっ?だから意味わからないって」
「だってそれあの瘴気だろ!?今更だけど食って平気なのか?!だって、あれには…」
「あの瘴気は猛毒だった筈よ」
ソルトの抱いていた懸念は最後は魔女本人からの疑念として弾かれる。