虹色シンデレラ
「本当に美味しそうに食べるね」
クスクスと笑いながら、祐介くんが私を見る。

「悪かったわね」
どうせ、女子力のかけらもないって言いたいんでしょ。

「褒めてるんだ」
「どこが」
「虹子があんまり美味しそうに食べるから、気持ちいいって言いたいんだよ」
「ふーん。嬉しくないし」
「そうか?」
「女子としては見てないってことでしょ」
少なくとも褒め言葉ではない。

「でもさあ、婚約者がいるのに男の陰なんてあったら虹子も困るだろう?」

えっ。
瞬間、私の手が止まってしまった。
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