虹色シンデレラ
やや強引に、取り巻き達の間をよけて進む。


ドケッ。

言葉にこそしないが、俺からは怒りのオーラが出ているようで皆道を開けてくれる。



(私のフィアンセをかまわないでいただきたい)

そう言って、虹子と王子の間に立った。


(どうしたのですか?哲翔らしくもない。私は虹子に街を案内してもらう約束をしただけですよ)

はあ?

街を案内だと。

チラッと虹子に視線を送る。


俯いてしまった虹子。


「何をやってるんだっ」

王子には分からない日本語で、叱ってしまった。


益々小さくなっていく虹子。
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