虹色シンデレラ
例の週刊誌報道以来、祐介くんにカメラを向けられることが増えてしまった。

そうなれば、警護だって必要となる。

結果、お父様の助言で高宮の家に越してきた祐介くん。

母屋の一角に部屋を与えられ、同じ屋根の下での生活となった。


「おはよう、虹子さん」

「おはようございます」

お父様やお母様の前ではさん付けしてくれる祐介くん。


私は今日も祐介くんと朝食をともにする。

哲翔とはまともに顔もあわさないのに・・・変な気分。


「乃梨子さん、ありがとう」

タイミングよく紅茶のおかわりを入れる乃梨子さんに、祐介くんがお礼を言う。

「いえ・・・」

言われた乃梨子さんの方が照れている。

使用人としては当たり前の行動だけれど、お礼を言われれば悪い気はしない。


物腰が柔らかくて、優しくて、使用人にまで細かく気を遣う祐介くんはみんなに好かれていて、人気も急上昇。

哲翔とは大違い。
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