ピュアラブ


私は仕事を終え、駅までアイを送った後自転車をこぎながら泣いた。

結局仕事は失敗ばかりして、挙げ句の果てに

「何があったのか知らないけど、プライベートと仕事は分けてね」

なんて事をマリ先輩に言われて…

もう限界だった。

泣きながら行き着いた場所はアパートではなく、前にリョウ先輩と来た公園だった。


リョウ先輩と一緒に座ったベンチに座ると涙が勢いを増した。

リョウ先輩に会いたい。
抱き締めてもらいたい。

でも嫌だ、怖い。

矛盾した感情が涙となってこぼれる。


「何で…何でよお!」

私は時間を忘れて泣いた。

泣きつかれ、目が腫れて視界もぼんやりとした時だった。

「おい。」

後ろから飛んで来た声。

振り向かなくても誰だか分かる。


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