。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーあげは。
手冷たい。
あんまり、水の中いるなよ」

真夏なのに、冷たい体温は紛れも無いあげはの体温で。


「え、そう?
クーラー当たりすぎたかな?
大丈夫だよ」


その笑顔も、、


無邪気に喜ぶ姿も、、

何も変わらず、安心してーーだけど広がる不安の中にいた。


「ーー楽しい海になれたらいいな」

そう、、何も変わらない普通の日常。


普通に休みを満喫して、また翌日から仕事や学校。


そうなる普通の日常に、戻れたらいい。


車は、殺風景な場所へと入って行く。









「ここ?
なんか、たしかに人いないけど。
なんか、出そうじゃない?」


海の家は、あるけど寂れて居て、あまり入りたくない。

正直、なんか出そう。

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