。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
気づいたら、似たもの同士ーー
仲良く土に埋まって楽しげだ。

「お兄さん、、暑く無い?
正直炎天下に土の中は、やばいよ!!
暑くて蒸す!!」




「あーこれが蒸すって感覚なんだ。
どうにて、目が眩むって現象が、起きると思った。舞ちゃん、そろそろ出たいな」


え、そこ今気づく。


どうしても、兄貴の馬鹿さ加減が気になる俺は、やっぱり弟キャラだと認識する。


「あ、あのね。

埋めたはいいけど、出し方がわからなくて。
ごめんね!」


舞ちゃんーーナイス。


顔面蒼白な奴らに、笑いを堪えるのを必死で保つ。



「まじ、助けて白!!」


土の中からこんにちわ状態で
怒鳴る黒と、横でぐったりしてる明石を尻目に、仲間集めて二人を、救出した。




「いやーー奇跡の生還だったわ。

ありがとう、さすが仲間だ。
俺もう、土の中では生活しないよ。
あれはやばいよ!」

世界が、広がる言った奴のセリフとは
思えない。


明石は顔を真っ赤にして、項垂れている。



「大丈夫ーー?
ーーーー脈が乱れてる。
少し休みましょう?
砂浜は暑いし、海の家に行きましょう。」


舞ちゃんは、明石くんを連れて海の家へ、と入って行く。


「おい、いいのかよ。
彼女、海の家行ったけど」


なんとも、呑気な黒に、苦笑いの俺。


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