。。折れた羽根、虹の架け橋。。②

ミナミと心霊スポット。

「みた!!まじで、びびってウケた!
レイとか、焦り過ぎ!」

畳の上で、転がる様に笑うシュウを睨んだのは、間違いなくレイだ。

無論自分も、ムカついては居たが。


「まじウケるから!!いたっ!」


ほら、雷落ちた。


「ーーまじウゼーお前」

シュウの頭に雷ーーいやゲンコツを落としたのは、レイだった。


「まじ、暴力反対!!
あげはが、見てーーあれ?
女の子が3人。

お友達?」


はあ??



3人?


あるわけ無い。
この海には、あげはと舞ちゃんの二人だけ。

違う観光客が、混ざっていたに過ぎない。

「ーーねえ、君、、名前は?」


絶対振り向かないその女の子。

髪はボサボサ。

服は埃だらけ。













「ーーわたし、ここで死んだの」






はあ??




今、なんて言った?


冷や汗が、頰を伝う。
嫌に、寒気がして、背筋が凍ったのが分かる。


< 180 / 334 >

この作品をシェア

pagetop