相思相愛ですがなにか?
色々って何ですか!?
すっごく気になっちゃう!!
あらぬ妄想ばかりが頭に浮かび、私の頭の中がボンっとパンクした。
もう!!伊織さん、好き!!大好き!!
伊織さんに惚れ直した私はハートを飛ばしながら、伊織さんの広い背中に額をうりうりと擦り付けた。
「その代わりと言っては何だけどこれから時間ある?」
「ええ……大丈夫ですけど……」
「月子ちゃんさえ良ければ、これから婚姻届を提出しに行かないか?」
「いいの……?」
伊織さんはプロポーズをしてくれたあの日と同じように、私の前に跪いた。
……すべてはあの時から始まったのだ。
「俺と結婚してくれる?」
「……はい!!喜んで!!」
私は喜びを爆発させるように伊織さんに飛びついたのだった。