俺様女王様幼なじみの恋愛模様


「なんでそんなにかっこいいかな…。」


ぼそっと呟かれた声は
しっかり俺の耳にも届いた。


かっこいいなんて言われ慣れてるけど
結愛からの言葉は特別だし嬉しい。


いつだって、男は誰だって
好きな人の前ではかっこつけたいもんだし。


「一生そうやって思ってろよ。」


そう思ってもらえるように
努力するから。




あー、あいつのことはむかついたけど
結果よかったのか?

こんな素直な結愛見れちゃってるし。


結愛から抱き着いてくれるとか
めっちゃ貴重なんだけど。


いつもは俺からばっかりだし…。

なんか今なら何でもしてくれそう。


「なぁ、結愛。」


「ん?」


涙が止まったのか顔を上げて
こっちを見た。




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