俺様女王様幼なじみの恋愛模様


「その数年が過ぎたら
同じ時間の流れを過ごせるよね?」


私はまだ進路は決めてないけど
広斗が大学を卒業して、
私も短大か専門学校か大学か卒業して
二人とも社会人になった時。


「同じベットで寝て
同じ時間に起きて
同じ屋根の下で暮らしたい。」


約束してくれたから。


「私、この指輪があれば
待っていられるよ。
今みたいに毎日一緒って訳には
行かないと思うけど
今日みたいにゆっくり過ごせる日もあるよね?」


なにか考えこんでる様子の広斗に


「もしかしたら私だってT大に
行っちゃうかもしれないし!
そしたら二年間同じ学校だね?」


そうニコっと笑って言った。


付き合ってからはたった数ヶ月。

でも私たちは生まれた時から
一緒だった。

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