愛を捧ぐフール【完】
近づく私達にアウレリウス公爵が先に気付いた。
「セウェルス伯、久しぶりですな」
「お久しぶりです。アウレリウス公爵」
アウレリウス公爵はセウェルス伯爵からゆっくりと私に視線を移す。そして、切れ長の瞳を驚いたように僅かに大きく見開いた。
「失礼。そちらのご令嬢は?」
「ああ、こちらはレオーネ男爵令嬢クラリーチェです。私の婚約者でして」
「ああ、あの……。随分と若く美しいご令嬢を捕まえたようですな。羨ましい」
「ははは。これまたご冗談を。奥方に怒られますよ?」
「それもそうだな。オリアーナ」
私の名前が出るなり納得したように頷いたアウレリウス公爵は、斜め後ろにいたオリアーナ様を呼びかける。
オリアーナ様に視線を移すと、食い入るように私を見ていた。
グローリア王妃の興味を引いた私の存在がそんなに広まっているのだろうか。いや、どんな噂が裏で流れているのか。
「セウェルス伯、久しぶりですな」
「お久しぶりです。アウレリウス公爵」
アウレリウス公爵はセウェルス伯爵からゆっくりと私に視線を移す。そして、切れ長の瞳を驚いたように僅かに大きく見開いた。
「失礼。そちらのご令嬢は?」
「ああ、こちらはレオーネ男爵令嬢クラリーチェです。私の婚約者でして」
「ああ、あの……。随分と若く美しいご令嬢を捕まえたようですな。羨ましい」
「ははは。これまたご冗談を。奥方に怒られますよ?」
「それもそうだな。オリアーナ」
私の名前が出るなり納得したように頷いたアウレリウス公爵は、斜め後ろにいたオリアーナ様を呼びかける。
オリアーナ様に視線を移すと、食い入るように私を見ていた。
グローリア王妃の興味を引いた私の存在がそんなに広まっているのだろうか。いや、どんな噂が裏で流れているのか。