彼女を10日でオトします
「俺のこと……嫌いになった?」
交わった視線は、次第に熱を帯び、ビームになったように、俺の脳みそを焦がしていく気がした。
「馬鹿ね……」
キョンは、吐息混じりの声でそう言った。それから、ひと呼吸置いて、時間をかけて口角が上がり、目尻を下げた。
「嫌いになるも何も。元から嫌いよ」
「きっつう!!」
思わず飛び出した俺の言葉に、キョンは「ふふ」っと、鼻にかかった声で笑った。
俺も。
なんだろう?
今まで感じたことのない優しい気持ちが満ちてくる。
俺を照らしているのは、青白い蛍光灯2本だけなのに、レースのカーテン越しに差し込む優しい太陽光を受けている、そんな錯覚さえする。
いつの間にか、包帯が巻かれた手の甲から伝わってきていたぎこちない感じは消えていた。
「キョン、ありがとう」
「なにが?」
キョンは、きょとんとした。きょとん、なのに、眉間にシワが寄っている。
なんとなく言いたくなったんだ、理由なんてないよ、と、心の中で呟いて、今俺にできる最大限の笑顔で、キョンの問いに答えた。
交わった視線は、次第に熱を帯び、ビームになったように、俺の脳みそを焦がしていく気がした。
「馬鹿ね……」
キョンは、吐息混じりの声でそう言った。それから、ひと呼吸置いて、時間をかけて口角が上がり、目尻を下げた。
「嫌いになるも何も。元から嫌いよ」
「きっつう!!」
思わず飛び出した俺の言葉に、キョンは「ふふ」っと、鼻にかかった声で笑った。
俺も。
なんだろう?
今まで感じたことのない優しい気持ちが満ちてくる。
俺を照らしているのは、青白い蛍光灯2本だけなのに、レースのカーテン越しに差し込む優しい太陽光を受けている、そんな錯覚さえする。
いつの間にか、包帯が巻かれた手の甲から伝わってきていたぎこちない感じは消えていた。
「キョン、ありがとう」
「なにが?」
キョンは、きょとんとした。きょとん、なのに、眉間にシワが寄っている。
なんとなく言いたくなったんだ、理由なんてないよ、と、心の中で呟いて、今俺にできる最大限の笑顔で、キョンの問いに答えた。