彼女を10日でオトします
「へん、だ。じゃあ、コットン」
「いや」
「貴史ちゃんは?」
「一番駄目よ!!」
ピクっときたね。さすがに。
なあんで、貴史ちゃんが一番駄目なのよ?
ああ、はいはい。
そうでしたね、キョンは貴史ちゃんのこと……。
はあ、片思いって辛いのね。
「ふうん。つまりは、俺とここにいるってことが誰にも知られなければいいわけね?」
あ、ちょっと刺々しい言い方になっちゃったかしら。
「え、ええと……うん」
俯いて視線を泳がせるキョン。
まあ、キョンの条件にあう脱出法がないわけじゃないけど。
ぶっちゃけ、五通りくらいあるけど……。
「そしたら、方法はひとつだね」
俺、ちょっと傷ついたんだから。
だから、方法は俺に選ばせてもらっちゃったもんね。
「ほんと?」
キョンの顔に花が咲く。そんなに目を輝かせなくてもいいんじゃないの?
それほどまでに、俺と一緒っていうの、皆に知られたくないのかね。
でも、ま、この顔もまた乙だから許しちゃう、っていうのは惚れた弱みなのかしら。
俺は、キョンから携帯電話を取り返して、時間を確認した。
「うん、問題は、時間だね。あと3分」
それから、扉の前に立って、倉庫の中を見回す。
そうねえ。
「たすくさん……?」
不安そうに俺の顔を覗き込むキョン。
「キョン、ちょっと待ってて。今、一番大事なとこだから」
ポイントは、死角と手順。
おっけえ。見えたぜ。
「よし、キョン、ハンカチ持ってる?」
「持ってるけど……」
俺は、ネクタイを外して、ジャケットを脱いで、
「じゃあ、それで鼻と口押さえて、そうね……あっちに立ってて。
あ、これもお願い」
キョンに手渡した。
「いや」
「貴史ちゃんは?」
「一番駄目よ!!」
ピクっときたね。さすがに。
なあんで、貴史ちゃんが一番駄目なのよ?
ああ、はいはい。
そうでしたね、キョンは貴史ちゃんのこと……。
はあ、片思いって辛いのね。
「ふうん。つまりは、俺とここにいるってことが誰にも知られなければいいわけね?」
あ、ちょっと刺々しい言い方になっちゃったかしら。
「え、ええと……うん」
俯いて視線を泳がせるキョン。
まあ、キョンの条件にあう脱出法がないわけじゃないけど。
ぶっちゃけ、五通りくらいあるけど……。
「そしたら、方法はひとつだね」
俺、ちょっと傷ついたんだから。
だから、方法は俺に選ばせてもらっちゃったもんね。
「ほんと?」
キョンの顔に花が咲く。そんなに目を輝かせなくてもいいんじゃないの?
それほどまでに、俺と一緒っていうの、皆に知られたくないのかね。
でも、ま、この顔もまた乙だから許しちゃう、っていうのは惚れた弱みなのかしら。
俺は、キョンから携帯電話を取り返して、時間を確認した。
「うん、問題は、時間だね。あと3分」
それから、扉の前に立って、倉庫の中を見回す。
そうねえ。
「たすくさん……?」
不安そうに俺の顔を覗き込むキョン。
「キョン、ちょっと待ってて。今、一番大事なとこだから」
ポイントは、死角と手順。
おっけえ。見えたぜ。
「よし、キョン、ハンカチ持ってる?」
「持ってるけど……」
俺は、ネクタイを外して、ジャケットを脱いで、
「じゃあ、それで鼻と口押さえて、そうね……あっちに立ってて。
あ、これもお願い」
キョンに手渡した。