ふりむいて、好きって言って。(仮/旧:三神くんは恋をする)
「……嘘なんですか?」
「遠足の金払ってんの保護者だぞ。俺にそんな権限あるわけねぇだろ」
あっさり白状した志谷先生に、私は空いた口が塞がらない。
成績が悪いと遠足参加できないのも、テストで8割取れた時の救済措置も、全部全部嘘だったなんて……!
これを聞いたら篠宮くんも三神くんも相当なショックを受けてしまうに違いない。
だってあんなに頑張ってたんだもの。
私は目の前で頬杖をつく志谷先生を唖然と見つめた。
さっき見直したのは錯覚だ。
きっと狐に化かされたんだ。
「未琴、早くレクレーション決めようよー」
ぼろぼろになった篠宮くんを引き連れて、和香ちゃんがこちらへ向かって来る。
私はもうとんでもなく篠宮くんが不憫だった。
「羽瀬」
志谷先生はテスト用紙に視線を落としながら私の名前を呼ぶ。
「言ってやるなよ。世の中には騙されてる方がいいことだってある」
完全に面白がっているその声が、私は悪魔の囁きに聞こえた。
「遠足の金払ってんの保護者だぞ。俺にそんな権限あるわけねぇだろ」
あっさり白状した志谷先生に、私は空いた口が塞がらない。
成績が悪いと遠足参加できないのも、テストで8割取れた時の救済措置も、全部全部嘘だったなんて……!
これを聞いたら篠宮くんも三神くんも相当なショックを受けてしまうに違いない。
だってあんなに頑張ってたんだもの。
私は目の前で頬杖をつく志谷先生を唖然と見つめた。
さっき見直したのは錯覚だ。
きっと狐に化かされたんだ。
「未琴、早くレクレーション決めようよー」
ぼろぼろになった篠宮くんを引き連れて、和香ちゃんがこちらへ向かって来る。
私はもうとんでもなく篠宮くんが不憫だった。
「羽瀬」
志谷先生はテスト用紙に視線を落としながら私の名前を呼ぶ。
「言ってやるなよ。世の中には騙されてる方がいいことだってある」
完全に面白がっているその声が、私は悪魔の囁きに聞こえた。