Love Eater Ⅲ
そうして、ほらね?とばかりに微笑むことには、にやりと笑い返す蓮華がいるのだ。
二人にとっては退屈の終幕。
では、けたたましくバイブ音を響かせる携帯の向こうでは?
「はいはー…」
『このアホ程欲情しまくる相乗効果止める薬か方法ってねえのっ!!?』
「ぶはっ、くっくっくっ…」
「あはははははははは!!!開口一番から裏切らねえっ!!」
『笑いごとじゃねえよっ!!切実すぎるだろっ!!ヤってもヤっても、ヤればヤるほど納まるどころか欲情すんだけど!?』
「まあ、そうだろうねえ。君たちの場合お互いに媚薬食らいあってヤッてるようなもんだから。寧ろ、3日で理性的に振り切ったりっくんが流石というか。普通なら死ぬまでヤッてても不思議じゃないって言えるくらいに飛ぶはずだから。…って、言ってなかったっけ?」
『言ってねえわっ。ってか、わざと言わなかったんだろうがっ?』
「いやぁ、抑制する問題がなくなった時に言うのは野暮かなぁって親切心が働いて」
『言えよっ!!あほかっ!!寧ろ新たな抑制問題じゃねえかそれっ!!とにかくっ…何か方法は!?』
「ないよ。まあ、りっくんが今みたいに頑張って理性を保つことくらいだね」
『っ………まじ…か、』
「そういうことだから、よい休日を~」
『っ…あっ!百っ…』
ソルトの待ったなんて聞く由もなし。
躊躇いもなく通話を断ち切ると悪戯っぽく笑って煙管を吹かす。
そんな百夜をソファから蓮華が眺めて、
「ほーんと、飽きないっすねえ」
「飽きないねえ」
そんな会話をゆるりと交わして悪戯に笑いあうのだった。