文の幸福
オレも昔は探偵の見習いをしていて、調査の腕は良いつもりでいたが、
最近の情報量にはついていけない。
慶は有能だ。
彼は弁護士ではなく、ただのバイトだ。
あまりの有能に、腰をすえてここで働かないか申し出たことがあるが、断られた。
夢は田舎暮らしと言う、今の若者らしい大雑把な夢だ。
四ヶ国語までは話しているのを見たことがある。
何国語話せるのか尋ねたことが、あるが町でぶらついていたら、分かる程度ですよ?
と意味の分からない返答だった。
顔立ちも派手で整っている。
外国の血が入っているようにも見える。
不思議な青年だ。
それにしても、仁が心配だ。バカな事していなければいいが・・・。