文の幸福
「違うんだ、別口で知る事になってね、どんな子だ?」
「うーん、オタクかな?」
「え!オタク?ネット系オタクなのか?」
「ううん、見た目がオタクって事。
ネットどころか、テレビすらあまり見ない子。
今時、情報源は新聞だよ?ウケるよね。」
「そんな大人しい子なのか?仁で大丈夫なのか?」
「これがね?今までの仁と違うんだよ!
おじさんには言いづらいけど、
仁の女関係は凄くて、いつ刺されてもおかしくないくらい、凄かったんだ。
そんな仁が手をだしてないって言うんだから、何が何だか。」
「そんなに真剣なのか、仁は。」
「真剣かどうかは知らないけど、前二人を見かけた時は溺愛って感じだったよ?」
「溺愛?なんだそれは?どういう事だ?」
「うーん、なんて言ったらいいか、文にくぎ付けって言うかべったりって言うか、」
「べったり?彼女に迷惑じゃないか?まさかストーカーではないよな?」
「あはは!違うと思うよ?仁に聞いたら?おじさんゴメン、約束あるから行くね!」
「あ、ああ。気を付けて行ってきなさい。」
「バイビー」
フーン、文、叔父さんに調べられているのね。
厄介な男に捕まったもんだ。
それにしても、あのケダモノとどこで知り合ったんだか、世の中ってホント狭いわ。