無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
冬哉くんは、首を傾げた私の腕をとると。
「律。ちょっとコイツ借りる」
「「.....は?」」
律くんと、言葉が重なる。
コイツって....私?
強引に引っ張られて、倉庫の外まで連れてこられてしまった。
「ちょ.....っ、冬哉くん!どこ行くの?」
「付き合え地味オンナ」
「っだから、どこに....!?」
「.....」
む、無視....。
スイーツ買うなら、ひとりでもよかったんじゃ.....。
──そして、歩くこと10分ほど
「え、ここって....」
着いたのは、最近オープンしたらしいプリン専門店。
テイクアウトも可能で、若い女性客からの支持を受ける人気店....だと、悠莉から聞いたことがある。