晴れ所により雷雨、所により告白【続編完結】
「っ!!
 もちろん!!
 絶対、死ぬまで晶だけだよ。」

そう言って、龍は私を抱き締めてくれる。

「私も、龍だけ。
 どうか末永くよろしくお願いします。」

私がそう返事をすると、龍は私を抱く腕にぎゅっと力を込めた。

「ありがとう。
 こちらこそ、末永くよろしく。」

腕を解いて、私の顔を見て言った龍は、緊張が解けたのか、花が咲くように満面の笑みを浮かべた。


 その夜、私たちは、殊更に仲良く幸せな時を過ごしたのだった。
< 77 / 95 >

この作品をシェア

pagetop