異世界ニコニコ料理番~トリップしたのでお弁当屋を開店します~
「もし、エドガーが戻ってこなかったら、全員で乗り込んだらいいんじゃないかしら?」
両手の拳を握りしめるロキに私たちが強く頷いたとき、部屋の扉が開いてエドガーが戻ってきた。
「皆、いといろと黙っててごめんね。国王とは話をつけて、物資の補給はしてもらえることになったから」
苦笑いしながら頭を掻いているエドガーの胸に、私はすがりつくようにして尋ねる。
「それはいいんだけど、あのあとなにかされなかった? 無茶な要求を突きつけられたとか!」
急にしがみつかれて驚いたのか、エドガーは一瞬黙り込むと徐々に目元を緩めていき、私の頭を撫でた。
「心配しないで、大丈夫だから。今はロドンの町の人たちのことをなんとかしなくちゃ。雪、力を貸してくれる?」
「エドガー、もちろんだよ!」
食い気味に頷けば、エドガーは「きみなら、そう言ってくれると思ってた」と笑った。
それから後ろにいる仲間たちに視線を移すと、いつになく張り切った様子で声をかける。
「行こう、ロドンの町に」
両手の拳を握りしめるロキに私たちが強く頷いたとき、部屋の扉が開いてエドガーが戻ってきた。
「皆、いといろと黙っててごめんね。国王とは話をつけて、物資の補給はしてもらえることになったから」
苦笑いしながら頭を掻いているエドガーの胸に、私はすがりつくようにして尋ねる。
「それはいいんだけど、あのあとなにかされなかった? 無茶な要求を突きつけられたとか!」
急にしがみつかれて驚いたのか、エドガーは一瞬黙り込むと徐々に目元を緩めていき、私の頭を撫でた。
「心配しないで、大丈夫だから。今はロドンの町の人たちのことをなんとかしなくちゃ。雪、力を貸してくれる?」
「エドガー、もちろんだよ!」
食い気味に頷けば、エドガーは「きみなら、そう言ってくれると思ってた」と笑った。
それから後ろにいる仲間たちに視線を移すと、いつになく張り切った様子で声をかける。
「行こう、ロドンの町に」